ラインの歴史
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戦後あたりから使われ始めた化学繊維。
モノフィラメント(長くて継ぎ目、結び目の無い1本の単繊維)の登場で、
釣りは飛躍的に進歩しました。
しかし当時のラインはまだムラがあり、
細いところと太いところとの差が大きかったようです。
現在でも微妙にムラはあるようですが、
昔に比べると無いに等しいのかも知れませんね。
なぜ日本ではラインの単位に”号”を使うのか。
昔はコンマ数ミリのラインの違いを正確に測る技術が無く、単純に重さで比較していたようです。
5尺(約1,515mm)のラインの重さを量り、分、厘、毛で表していました。
このときの長さ5尺、重さ1厘のラインの直径が0.165mmだったことから、
現在のナイロンラインの1号が0.165mmに決められたようです。
ただしこの規格には許容範囲があり、0.8号が0.148mm、1.5号が0.185mmと
それぞれに標準直径があるのですが、「前後の号数を越さなければよい」とされており、
1号ラインの場合は前後0.8号と1.5号を超さない範囲である
0.149mm〜0.184mmが許容範囲内とされています。
そのためメーカーにより太さに若干のバラツキが出るようです。
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