ドラグとは?
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ラインに負荷がかかった時、ラインブレイクを避ける為にラインを出す機構のこと。
ドラグの調整により、ラインが出ていく負荷の大きさを変えることが出来ます。
スピニングリールはスプールの頭にダイヤル式のものが、
ベイトリールはハンドルの根元の辺りに”星型ノブ”が付いています。
ドラグの調整方法ですが、
450g(一般的なライン1lbの強度)×○lb(使用ライン)÷3=(ドラグが機能し始める負荷)gです。
10lbラインを使用する場合4500gがラインの限界点で、
ドラグの調整ポイントが1500gとなります。
固定したバネ秤(はかり)やドラグチェッカーにラインを結び(必ずロッドにリールをセットして)、
徐々にラインに負荷をかけていき、秤(はかり)が1500gを越した辺りから
ラインが出ていくように設定します。
私の場合は、ベイトリールではドラグはガッチリ閉めてます。
確実にフッキングするためで、ブラックバスが急に走り出したときは”クラッチ”を切って
親指でドラグ代わりにラインの出を調整しています。
スピニングでは、あの「チキチキッ」という音が好きなので緩めに設定してますが。 |
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ギア比とは?
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リールのスペックなどに表記されている1:4や1:6.1などの数字のことなんですが、
ハンドル1回転でスプールが何回転するかというのを表示したものです。
つまり”:”の後の数字が大きいほどハンドル1回転の巻き取り量が多く、
手返しよく撃っていく釣りに向いていると言えます。
逆に”:”の後ろが小さいものは”巻き物”などに向いています。
言い換えると数字が小さくなるほど巻き取る力が大きく、
数字が大きくなると巻き取る速度が速くなります。
タイヤの小さな自転車は動き出しは早いが速度が出ず、
大きいタイヤは動き出しは遅いが速度が出せるってことです。 |
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ライン・キャパシティーとは?
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○lbのラインでは何メートル巻けるか、などとラインの量が書かれています。
当然ポンド数が上がるとラインは太くなる為、巻ける量は減ってきます。
葦撃ちなどの”近距離”に使うのか、ビックベイトで遠投するのかで必要ライン量は変わってきますからね。 |
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ブレーキとは?
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ベイトリールに関しての記述になりますが、
ブレーキには大きく分けて2種類のブレーキがあります。
一つ目はハンドルの根元付近にある”メカニカルブレーキ”です。
締めるとスプールの軸に当たり、その当たりの強さで回転を抑えようというものです。
二つ目は内部ブレーキです。
メーカーにより仕組みは違い、遠心ブレーキ、マグネットブレーキの2種類があります。
遠心ブレーキは内部のスプール横にプラスチック製のパーツがあり、
遠心力でブレーキをかけるというものです。
これを中心部(スプールの軸横)に固定するか、外側に出しフリーにするかで強さが変わります。
軸付近にパーツがあると回転はスムーズで、外側にあると遠心力が強く働き回転を抑制します。
さらにキャスト時初期は回転が速くパーツが外に動きブレーキが強く働き、
回転が遅くなると当然遠心力も落ちてくる為ブレーキも弱くなってきます。
回転が落ちてくるとブレーキも弱くなる為、ピッチングなどでカバーの奥を狙う場合に
”最後の一伸び”があり、さらに奥に入れてやることが出来ますがサミングには気を使います。
マグネットブレーキはその名の通り磁石でブレーキをかけるというものです。
スプールに磁力でブレーキをかけるという仕組みで、
キャストの始め・終わりに関係なく常に一定の強さでブレーキが働いています。
回転が落ちてきてもブレーキは同じくかかっている為に遠心のように
”最後の一伸び”は感じられませんが、バックラッシュは起こりにくくなっています。
手元で簡単にマグネットブレーキの調整を行えるのも特徴です。
最近ではデジタルコントロール(DC)と呼ばれる電子制御ブレーキがあり、内部コイルによって回転数を読みとり、予め設定してあるパターンマップからブレーキ力を判断し電磁ブレーキの強弱をコントロールしているというものです。
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